【リゾート体験記】『菊ホテル』というシェフが目の前の鉄板で高級和牛を焼いてくれる隠れ家ホテルへ行ってきた
皆さんは『那須和牛』をご存知だろうか?
松阪牛でも、飛騨牛でもないこの那須という大リゾート地で食べられる高級和牛を。
肉といえば『鶏むね肉』
牛肉と言えば『グラム140円でもごちそう』
と、常日頃から切り詰めた生活をしているイマイさん夫婦。
が!
この度旦那の誕生日ということで、週末リゾートを堪能してきた。
3月某日
今回お世話になる『菊ホテル』は那須塩原駅から車で15分程度のところにある。
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那須塩原駅まで車でお迎えが予約できるので、昼間っから新幹線でビールをがぶ飲みしながら那須入り。
フロントでチェックインを済ませて鍵と入浴札を受け取る。
3種類の貸し切り風呂があるので、入るときにこの入浴札をドアノブにかけておいてくださいとのこと。
入浴札をかけ忘れると、もれなくだらしのない身体を他人様に鼻で笑われる展開になるので要注意。
※肉体に自信のある方も、入浴札はちゃんとかけて下さいね。
本日泊まるのはこちらのお部屋。
扉を開ける前からドキドキ。
「お、おじゃましまー・・・・」
バーーン!
ババーーーン!!
うおおおおおおおおお!!!
サブーーーーン!!!!
気付いたときには、旦那すでに露天入り。
「どう?気持ちいい?」
「やばい。最高。普段の生活に戻れる気がしない」
アメニティチェック
旦那が部屋露天でヘヴン状態の間、私は姑の如く室内のアメニティをチェック。
アメニティその1:お風呂セット
- 作務衣上下タイプ(MとL)
- フェイスタオル3枚×2人分(お風呂セット分+洗面所+部屋露天の脱衣所にも)
- バスタオル2枚×2人分(お風呂セット分+部屋露天の脱衣所にも)
- お風呂バッグ
一瞬でホテルの『わかってる感』を感じた。
特に「洗面所にフェイスタオルを置いてくれる気配り」と「お風呂バッグ」の存在に感動。
朝、顔を洗って「タオルないタオルない」にならなくていいし、パンツむき出しでお風呂に行くこともない(お風呂バッグを持参し忘れてバスタオルで下着をくるんで持っていく荒業経験アリ)
私は旅慣れていないので、たまに旅をしたときに忘れ物をして後悔する。
アメニティその2:フリース
MサイズとLサイズのフリース。
至れり尽くせりである。
ここに着いたら、もう都会のコートはいらないのである。
アメニティその3:自家製ハーブティー
玄関をはいってすぐにあるサイドボードの上には、おもてなしのお茶。
こんなメッセージとともに・・・・・・。
自家製のハーブティー。
おしゃれ!おしゃれすぎる!!!
アメニティその4:身の回り品
シャンプー/コンディショナー/ボディーソープはそれぞれ部屋風呂と部屋露天、他各外風呂にも据え置き。
ちなみにシャンプーは黄色。
本能的に青がシャンプーだと思い、ボディーソープで髪を洗ってしまってえらい目にあった。
髪がごわごわである。
よく考えればダヴだって青いフタしてた。
- メイク落とし
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液
- コットン
- 歯ブラシ(歯磨き粉別タイプ)
- ヘアブラシ
- 髪留め
- 髪ゴム
- カミソリ
- 泡立てネット
アメニティ、旅慣れてないわたしには★5以外付けようもなく。
全部使いきった。
19時から夕食
旦那もヘヴン状態から帰還し、いよいよタイトルの件。
シェフが!目の前で!!那須和牛を!!!焼いてくれます。
案内されたのはこちら。
えええええええええええ!!!なにこれええええええええ!!!
「え、ここ座っていいんですか?」
「床でいいよもう。床に座ろうよヽ(д`ヽ)。。オロオロ。。(ノ´д)ノ」
席についた瞬間、すでに何か達成感のようなものを感じて恍惚とする私達。
コースはこちら。
それぞれ「お肉の部位」「〆」「食後の飲み物」を選ぶ。
お肉の部位がよく分からないとお嘆きの方にはこちら。
お肉の部位がわかりやすく書いてある指南書が用意されております。
ちなみに私達は幻の部位と言われる「ミスジ」と希少部位「ヒレ」をオーダー。
貧乏が染み付いているのか、ここぞとばかりに旨そうな部分をチョイス。
今日だけは鶏むね肉のことを忘れて、那須和牛に舌鼓を打ちたい。
そして、支配人厳選のお酒メニュー。
酒好きにはたまらん!!
しかもお値打ち価格すぎる。心配になるレベル。
大丈夫だよね?間違ってサイゼリヤ来てないよね?
お肉料理なのでここはやはり赤で行きたいところ。
あてくし、農民ロッソ(赤)をあけて頂きまして。
つけダレの登場。
左から
- 生姜醤油
- マスタード
- にんにく塩
- 岩塩
このラインナップ、旨くないわけがない。
ああー楽しみになってきたぞーーー!
前菜
さあさあさあ!やって参りました。
左から
- 牛しぐれ煮と大根おろし
- 生春巻き
- 玉ねぎの具が入ったシュー
- 天ぷら(何の天ぷらだったか・・・忘れてしまった)
- じゃがバター
- マリネ
です。
折角説明してもらったのに、こだわりの部分を一切合切忘れてしまう能なしっぷり。
テープレコーダーを用意しておくべきだった。
野菜料理
前菜が終わると、野菜料理。
ここからシェフが鉄板の上で食材を弄ぶ2015那須フェスの始まりだ。
本日の野菜料理は
- まいたけ
- 小松菜
- 芽キャベツ
- じゃがいも
とのこと。
どれもこれも農家から直接仕入れてくるというホテルこだわりの食材たち。
興奮しすぎて、お皿に盛られた写真を撮り忘れる始末。
失態の連続である。
海鮮
続きまして海鮮。
なんと、オマール海老である。
普段冷凍のむき海老ですらご馳走な私、テンション上がりまくり。
オマール海老さま……お光になっていらっしゃる。
あれよあれよという間に、食べやすいサイズにカットされまして……
私のお皿にやって来ました。
神様ありがとう。
こんなにプリプリの海老は久しぶりです。
めちゃくちゃ美味しい。
メイン
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
お肉きたよーーーー!!!
超ぶれっぶれ。テンション上がりすぎて手元ぶれっぶれ。
手元狂ってますがこちらが那須和牛のミスジ様とヒレ様です。
「シェフー!!焼いちゃって!!レア目で!焼いちゃってー!」
「かしこまりました」
あくまで紳士なシェフ。
かっこ良すぎて惚れる。
BGM「情熱大陸」だし、ああ、どうしよう私も一緒にジュッってして欲しい。
タララタッタッターンのところで鉄板に押し付けてほしい(伝わらない)
「さあ、用意はいいですか?」
シェフが意味深な掛け声。
スタッフのお姉さんが個室にインされまして、
なんと!
フォトサービスwith フランベ!!
リアルフランベ!!
ご覧頂きたい。
那須和牛を前に普段なら絶対にしない笑顔。
すげえ肉は世界平和すら実現するであろう瞬間を見た。
そしてこちらが完成品。
口の中でほどけるお肉。
旨すぎて他に言葉が見つからず、しばし沈黙する私達。
旦那の方からは一口ごとに「あっふん、あっふん」って軽く喘ぎ声みたいなの聞こえる。
この旨さを伝えきれない表現力の乏しさがニクイ。
〆
シェフに懇願して、3種類用意してもらった。
※通常は人数分
ほんとごめんなさい。
美味しそうすぎて、自分たちを抑えきれなかった。
「理性?なにそれ食えるの?」状態。
〆一品目:チーズパスタ
もったりまろやか。鉄板にフェットチーネ。シェフほんとわかってる!
貴方が鉄板界のソムリエか!?
〆二品目:焼きうどん
卵とうどんの大正義。黄身がぷるんぷるん。
Dカップはあると思う。
お箸で割ればとろっとろの黄身が溢れ出てくる。
〆三品目:ガーリックライス
これ、100パー旨いやつ。
シェフの塩コショウ捌きから見て、旨い気配しかしない。
米が!米が踊ってる!鉄板の上で米米CLUBが再結成!!
また情熱大陸かかってるしね。
葉加瀬太郎も踊り出して、パパイヤ鈴木みたいになると思う。
おや……ガーリックライスの様子が……。
おめでとう!ガーリックライスは「おせんべいon the ガーリックライス」に進化した!
最初は一杯の白米だった彼らが、生き別れて感動の再開をするドキュメンタリーを見た気がした。
仰天ニュースとかで特集されて欲しい。
デザート
いよいよフィナーレ。
自家製のハーブティーと春を意識した桜のアイス。
いちご・キウイ・グレープフルーツが載せられて、全て私の胃袋へGO!
お皿についてるカスタードソース、果物にもったり付けて食べました。
お皿ぺろぺろしたかった。
ぺろぺろしなかったけど。
私のお腹もこの有り様である。
実にまったりゆったりさせてもらい、気付いたら22時。
私達のせいで、洗い物に時間がかかったら申し訳ないなぁと思いながら、飲み過ぎたために千鳥足のまま、部屋へ帰還。
ちなみにオーダーしたお酒は
- 赤フルボトル1本
- 赤ハーフボトル1本
- ロゼハーフボトル1本
- 白スパークリングフルボトル1本
と、驚異的なスピードで2L以上のワインを飲んだわけなんだが、どこに入ったかわからない。
いったいお前たちはどこへいってしまったんだ。
私の記憶が(お酒と脳みその性能のせいで)曖昧だったため、この感動を伝えきれた自信ないけれど、そこは是非、実際に『菊ホテル』へ行って確かめて欲しい。
そしておみやげには、自家製ハーブティーと牛しぐれ煮を買って帰って休日の余韻を普段の生活でも楽しんでもらいたい。