タクシー運転手がオススメする都内トイレスポット3選
父親が、タクシー運転手だ。
私が小学校3年生のときに、法人タクシーから個人事業主になったので、かれこれ16年近くタクシーを転がして家族を養っている。
そんな私の父、トイレに関して異様にうるさい。
3年前に実家のトイレの扉とウォシュレットが同時期に壊れてしまった時、父は迷わずウォシュレットを購入した。
そのため、現在でも実家のトイレのドアは半壊したままだ。
鍵が閉まらないので、ドアに風鈴がぶら下げてある。
更に、私は現在までに2回引っ越しをしているのだが、初めての引越し先で父にトイレを貸してあげた時、なんと
「ウォシュレットがないから一旦家に帰る!」
と言って、「漏れそう漏れそう」とくねくねしながら車で実家に帰って行った。
更に、戻ってきた父親に
「ウォシュレットのない家にお前はよく住めるな」
とさえ言われた。
ウォシュレットが一般家庭に普及し始めたのは1980年代以降と言われているが、そろそろ還暦を迎える私の父は、どう考えてもネイティブウォシュレット世代ではない。
余談だが父は「みっちゃんみちみち」の歌が大好きだ。
やけに都内のトイレ事情に詳しい父親
そんなトイレソムリエのタクシー運転手(父)に都内でギュルギュルしたときにオススメのゆっくりうんこができるトイレスポットを教えてもらい、実際に見学してきた。
以下ランキング形式でお届けするので、都内で急にギュルギュルしたときは活用してもらえたら嬉しい。
※男子トイレと女子トイレでウォシュレットに差はなかったため、トイレの写真は女子トイレのものになる。
第3位:新宿三井住友ビル
夜行バスを利用する人は何度か来たことがあるのではないだろうか。
私も2回ほど利用したことがある。
ふむ。ウォシュレット完備。
便座もちゃんと温かかった。
やや狭い印象があるが、なかなか綺麗に管理されている。
地下鉄都庁前の階段を上がると入り口がすぐあるので、駅のトイレを使うよりこちらの方が落ち着いて用が足せそうだ。
▼新宿三井住友ビルの詳細
第2位:芝浦シーバンス
オフィス街の代名詞「芝浦」
S館、N館から成るオフィスビル。
方角を表すSとNの他に、清水建設の『S』とNTT都市開発の『N』の意味も持っているらしい。
ウィキペディアにも書いてあってタクシー運転手すげえってなった。
久しぶりにとーちゃんを尊敬した。
シーバンスの1Fはコンビニ等があるモールになっているのでオフィスビルでありながら、一般人も入館しやすい。
駐車場側の入り口から入って、すぐ左側にトイレがある。
入ってすぐにトイレがあるというのにも、タクシー運転手の選択力がちらつく。
「ここのトイレは冬場になると手を洗うところがお湯になるからおすすめだ!」
なんだか知らんがやけに細かい。
▼シーバンスの詳細
そして栄光の……
第1位:羽田空港第一ターミナル
空港送迎もやっているタクシー運転手ならではのチョイスだ。
もはやうんこしたいだけでここまで来る奴はおるまい。
空港のトイレだけある。
個室の数も多く男子トイレは和式1、洋式4ある。
女子トイレも個室最低6はあった。
細かいトイレマップは羽田空港トイレマップを参考にして欲しい。
すごい親切!
「入り口近くにトイレがあるから、ちょっと停めて行きやすいんだけど、よく駐禁取られるからうんこのときは気を付けた方がいいぞ。大体朝6時くらいなら大丈夫」
「早すぎだろ。ばかじゃねーの」
▼羽田空港第一ターミナルの詳細
いかがでしたでしょうか?
外でゆっくり用を足したいときに思い出してみて欲しい。
ちなみにこの日はただトイレを見るだけで、3時間近く車で移動した。
料金にして約2万5000円程度かかるらしい(概算)
私は聞こえなかったふりをしてトリスウイスキー2リットルで手を打ってもらった。
注意
施設のお手洗いを借りるときは、他の方のご迷惑にならないように!